01/15/*13 真っ白-11℃

世の中、連休。
ぼくらも連休。
今回も600箇所の不具合に見守られて対面通行の笹子トンネルを抜けてやって来た。

穏やかな寒さの川上村
新年の挨拶に寄った田渕家で明日は大雪になるよ とポツリとタブチ君。

ヤバいタブチ君の予言だ。
きっと当る、大雪かぁ。
出しっ放しの丸太伐って割って屋根の下に入れなくては、せっかく乾かしていたのに台無しになってしまう。その夜、真っ暗になるまで薪移動そして完了。当然、秒速入眠。

翌朝、真っ白。
そしてザンザン降ってる。
こうまで降るとやる事もないので田渕家へキッシュを焼いて出掛ける。談笑中も果てしなく降り続ける雪。

と、地元の知人が50cm積もった10年ぶりの大雪だと除雪作業の途中に顔を出す。彼の言葉にハッとする、自分らのキッチン棟の屋根は平屋根。例年ここ川上は大して積雪量はない、降ってもすぐ融けていた........
だから、可能だった平屋根デザイン。
しかし10年ぶりの大雪、50cm.......?
大変だ、僕らの平屋根が積雪荷重で悲鳴を上げていると頭の中は雪下しの使命感で突然一杯になる。田渕家から2名も手伝いに来てくれて、あっという間に雪下ろし完了。太陽電池パネルは明日にしとくか......
自分の車も吹きだめに落ちそうになって引き上げてもらったり、残りのデッキ上の雪下ろしなど果てしない系の作業をやり続け、その夜も秒速入眠。

結局、次の日も車を動かせず予定変更で3泊4日
大雪のおかげで記憶も真っ白ですでにおぼろげな状態のまま除雪作業でバラバラになった体を抱えて帰京。到着後、玄関の前に広がるカチカチになった氷の路面。また始まる雪かきと言うか氷かきで筋肉は限界間近。
道路上で砕氷船のような行為がしばらく続き
やがてスコップも折れて、程なくこころも折れた。


(小林)

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