本格的に寒そうな景色になって来た川上村だがこの2〜3日だけ温度が高いとの予報を頼りにカーテン・レールの長さを計りたい思惑のカミさんと連れ立って登って来た。
改修工事後は今までより長く滞在できる前提で、この山での春からの自分の目的はファミリーガーデナーとなる事。
同じ標高の1500mあたりに咲く品種の苗木を集めて植える。育って大きくなった時の事を考えながらレイアウトして行きたい。幸い、村にある森林組合に頼むと色んな樹種の苗木も手に入るから始めてみよう高山園芸
園芸家でもあった作家の故田渕義雄さんから言われたポイントは2つ。
1、食べられるものを植えたり、育てなさい芝やカエデの植樹などに時間を使っても何にもならない。
2、庭にその人らしさが出て来るまでには干支一回りほどかかるからなるべく早く始めるように。化学肥料は使わないとか各自のコンセプトを決めたらそれを実践し続ける。
この2点のみで、後は自由にやればよろしいとの事だった。
だけど、いざ頭の中でイメージする植えたくなるものはヤマツツジやレンゲツツジなどのまたしても食べられない種類ばかり浮かんで来る。イメージが貧相なのは自分の知ってる樹木が少ない性。
白樺の林で林床部はくすんだオレンジというか朱橙色のレンゲツツジの群生.....
それはイメージできるキレイかも、しかもレンゲツツジは有毒植物らしいから鹿たちに荒らさずに済む。
考えてみればキッチン・ガーデンはカミさんが仕切っているから、食えるものは自分が作らなくてもいいと思った。
作った景色に手を入れながら12年続けると どうなっているんだろうか?
(小林)