年末に壊れた鉈の鞘を修理して、刃も研いでPhishの年末のライブも手に入れ、初体験の人間ドック入りも済まし、そして晴天。やっと来る事ができた2011年初の川上村。途中、南アルプスや八ヶ岳も白い凛とした風情を見せつつもお化粧上手の美人揃いにも見える。
来る事が出来なかった年頭の3週間は友人たちの結婚式が続いた、しかも全員40代中頃で初婚オメデトウだらけの1月。というわけで着慣れないスーツを何度か着て週末を宴会続きですごしていたので煮詰まる事はなかったけど、山での作業の段取りを考えたりをなんとなくいつもしていた。
到着してみるとデッキの上は雪がまだ積もっている。
日中は-2℃くらい、日差しもあるし、そんなに寒くは感じない。大雑把な雪かきをして、ボイラー、ストーブに薪を詰め込んで道具のメンテナンスして、懸案の曲樹と折れた樹の伐採に取り掛かる。去年から目印をつけて季節毎に確認してきた樹でもある、始めはちょっと躊躇するが山は日が沈むのが早いさっさとやろう。樹高15mくらいのを8本。白樺、栗八重皮カンバなど。運びやすい長さに伐ってから枝や梢、幹に解体して行く。一汗かいたから残りはは明日酒飲んでじっくり寒さを味わっていたら雪が降り始めた。ドンドン降る、ランタンの灯りの中降りしきる雪
を見ながら寝袋の中のワンダーワールドへ。
寒いから居心地は厳しいんだけど、なんだかいいんだ冬は。人の気配がどこにもない、まさに Sound of Silence な空気。レタス畑は見渡す限り、真っ白。風にふかれてカラマツの梢についた雪がさらさらと逆光中で泳いでいる。
絶対の静寂感..........。
(小林)