02/06/*11 朝-4℃

犬の宮(goo)は寒いと言うのに何故か最近は寝る時にテントの中に入って来ない......
この時期テントは外じゃなくて小屋の中で張っているんだけど、明け方は外気温と大して変わらないくらい寒くなるのにテント入り口に置いたマットの上で小さくなっている。どうして寒いのにそんな事してるのか不思議だったけど、今回ちょっと思い当たる事が.........。

寒くなるとまえに書いた通り、テントの中はもの凄い乾燥状態、壁も床もナイロン、寝袋もナイロンそれらがこすれ合って寝床界隈はさながら静電気地獄。犬としては全身に生えてる自分の毛が静電気地獄に拍車を掛けているとは判らず、こちらの顔を舐めに来る。犬の舌の先がこちらの唇に触れた途端、バチッとスパークする青い火花が見える事もある。こっちも驚くけど犬も嫌なんだろうなと思っていた。どうやら、それが続いて苦手になったんじゃないか?寒いくせにテントに入らない、しっとりとした季節になって寒くないのにテントに入るようになったら静電気嫌いとの仮説が成り立つ。顔舐めようと寄って来てバッチッとスパークしたときのビックリしながらも顔は舐めたいから構っちゃいられないと複雑な対応が犬の顔に瞬間、浮かぶ。

今週山に来てやった事は先週とおんなじ。
作業服も先週と同じ、従って絵的にはなんの変化もないので写真もなし。ただ、写真じゃわからないけど先週とは打って変わってとても暖かい。残雪がかぶる凍っていた地面も地表はぬるんで来る。これが丸太かかえて斜面を行き来してるとズルッといきそうでオッカナイ。転ばないように踏ん張って歩いてるから内股の筋肉もぱんぱんというか中の方が重くイタい。チェーンソウで樹を倒してバラして梢、枝、幹に解体して、集めて積む、これをモクモクとこなしてゆく。たまに口をアイたままボーっと空見てるとき以外は、上記のサイクルで片付けてゆく、その間にチェーンソウの目立てと給油をしながら.......。

将来役に立つ訳でもない、こうした何にもなんない無駄な時間。チェーンソウ使いながらの作業だから環境破壊にも積極的に関与している。何年か前はこういう荒い作業を繰り返しているうちに"何か"になるのかもなぁ とうっすら期待と自慢があったけど、今はそんな事は過去の幻想。パーフェクトな無駄をしているだけ。いいと思う、どこにも帰さないで自分の中にだけ吸い込まれてゆく時間。

だから、こうした無駄を遂行中は動力や燃料などを使わない方がいいに決まってる。せっかくの無駄な時間を過すんだから。判っていても行動で示す事が出来なかった。でもこの場所での伐採も大方終了に近い。これからは大規模な伐採はもうない、と言うか このまま薪作る為に伐採を続けたらハゲ山になってしまう。だから、これから動力使わないでなるべくノコギリ使うようにしなきゃかな?冗談じゃない、チェーンソウ使っても死にそうになる程作業あるのに手でノコギリ? バカヤロー!!ガソリン、排気ガス、チェーンオイルを森ん中じゅうに蒔き散らかしてやる、文句あっか?

頭の中ではこのような真逆の2つの意見で議論が今日も活発に続いている。

(小林)

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