大雪から一週間経過して
中央道も長坂I.C.からも降りれるようになったので車にご近所さんから集めたスコップを3本積んで会社のスタッフ2名を強制連行してデッキの雪下ろしに来た。
土地の知人が村道からデッキまで2kmはある農道をトラクターで除雪してくれたのでラッセルしなくとも辿り着く事ができた。村道から2kmを腰丈の雪原をラッセルは無理だから大変、ありがたい。個人主義を気取っても山の暮しは土地の人たちに支えられていないと成り立たない。デッキの前まできて大変にびっくりというかやる気が失せる......ほどアルわ......雪がね。
2週で合計2m。
この一週間で70cmほど圧縮されたのか、でもまだ1m以上は優にアル。
よくぞ、持ちこたえた我が平屋根とデッキ。その後、通路を掘ってなんとかキッチン棟に辿り着いたが上からの荷重でぴくりともしない引き戸。やはり、重さで軒が下がっている........。2棟の屋根にこんもり積もる雪は若い衆に任せて自分はキッチンとトイレの前に積もったのを担当。
進入路を作りながら階段に辿り着き階段を掘り出す。
男3人、必死の形相でスコップを振り回す。その日6時間かけて彼らはキッチン棟と道具小屋の上の除雪を完了。引き戸も開くようになってストーブで中も暖かい。こちらはもう精も根も尽き果ててすでに作業の体を成していない、というか働き過ぎで具合が悪い.....。
幸運にも今回、壊れた箇所は無かったが、こうして複数で雪降ろしに来れなかったらどこかが壊れてしまっていたかもしれない。この平屋根の積雪荷重は厚みにしておよそ1mと言われていたから、今回の2週続きの大雪は覚悟していただけに無事で何より。
次の日は昼までしか滞在できなかったので起き抜けからデッキの上に広がる雪原に挑む。昼過ぎまで猛烈な働き具合でピザ焼いて喰って急いで帰京。結局、全体の3割は未だ雪がデッキ上に残っているからまた来る度に雪降ろしすればいいか、毎週こうだと腰がねぇ持つかね と今から言い訳が多い。
こんなに降っちゃうと山奥暮しなら遭難状態だね。
1週間ほどの食材備蓄が必要と判明。それと蓄電池問題。やはり避けては通れない問題どうするのか?再燃する自立とエネルギー問題、小さな自信が吹き飛び、大きな課題と雪が残った。
(小林)