02/26/*12 979.76ガルって

先週のボイラー噴湯事件で修理してもらった箇所の養生の為また都内の中途半端な標高の自宅にいる。

中途半端な標高..........
なにやら意味深で思わせぶりな表現。

自宅のある目黒区、東山あたりは旧日本陸軍の練兵場(軍事的ひろば)だったところ。向こうの世田谷公園からこっちの東山まで続く丘の上の広大な平べったいゾーン。その平らな土地に公務員宿舎、自衛官宿舎、自衛隊病院、警察寮など此処で暮す、公務員の為の施設で占められている。公園、保育園、小学校、中学校が特定の地域に全て揃っている環境の為、浅草のようにガキ達が町会の中で遊びまくっていて騒がしいが、とても好ましい環境。

公園も周囲に大きいのが3つもあるから、犬飼ってるもんには最高の土地。
その近所の3つの公園の1つ、東山公園に以前からある怪しげな事が書いてある看板。看板の前に立つと標高33.1mと書いてある。子供の頃から江東区の海抜ゼロメートル地帯の事を聞かされ続けたせいか、あるいは泳げないから怖いのか兎に角、海抜ゼロメートルは頂けなかった。そんなアタシが今、目黒の標高33.1mもある場所に暮している、またしても強烈に突き上げて来る多幸感。しかし、程なくその強烈なる多幸感も33mの標高分しか無いので、やがて平常心に。山の手に暮す自分を褒めてあげながらも目線はもうひとつの数字に釘付け。重力値って......何だろう........?標高のように数値が高いからと言って簡単に盛り上がれない.....。
979.76ガルだからねぇ、しかし一体なんだ?

Wiki見ても腑に落ちる話は書いてない、というか判らないしヒップエレキバンのような肩の凝りを取る効果なども書いてない。

しかし、公共の公園に、こうしたデカデカと意味不明のサインが表示されている。判る人が、この前を通ると僕らが標高の数値をみて下町より高い場所で安心なんだね、とか考える事が出来る数値なんだろうか?

979.76ガル ...........

ひょっとして、この金属プレートの上に乗ったら浮くんじゃあ、とも思うけど試す事もせず、不思議は不思議のまま、東京は目黒区の標高33.1mの公園の片隅に温存される事に。

ダメだ、山行けないと退屈だな。

(小林)

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