この山にデッキが完成して過ごすようになって程なく買った小型薪ストーブ。8回の冬をこのこの小さいストーブに寄り添い寒がる我々を見て、故田渕義雄さんが大型の薪ストーブを手配してくれるまでの8年間を暖めてもらった思い出深い薪ストーブ入門1号。
大型の薪ストーブ2号が来て以来、道具小屋に移設していたが長年の雨水の侵入で壁と床が腐って来て、小型とは言いながらも200kg以上あるストーブ、これ以降壁や床の材質の劣化を考えると補強して再設置するより、温存しないでこの際撤去することに決めた。
クレーン車の手配と貰ってくれる人の手配を済ませて僕らも上がってきた雪積もる川上村。大人3人がかりで道具小屋の外まで動かしてからクレーンで吊り上げて引き取り手の軽トラの荷台に降ろす。車の荷台に載せられて山道を下ってゆく薪ストーブ1号を見送る我々。8年間世話になったね、ありがとさんでした。あとは煙突用に開いた天井の穴を塞いで貰い床板を張り替え補強したら今回の薪ストーブ撤去マターは終了。
17年経過中の施設はこうして所々腐ってきているから、こうした修理がこれからも続くと思われるが仕方ない。施設もくたびれて来たから問題ごとは次々に発生する、パニクらないで冷静に対処してゆきたい。
積雪の為に玉切りの回収と集積もできないから、道具の手入れだけして薪ストーブが去った分、寂しくなった空間みて帰ってきた。
(小林)