スノーシュー履いて、みどり池のしらびそ小屋に行ってみよう、とタブチくんに誘われて行った北八ヶ岳。タブチくんの旧友ポールさんと野辺山駅前で集合してから登山口へ向かう4人と1匹。天気は上々、メンツも最高、憧れのしらびそ小屋へ行けるんだ。途中車を止めた所からみどり池までは2kmちょっとの距離。はやる気持ちをおさえながらスノーシューを履いて出発。
今回はついに全身、自分とこの製品だけの山行き。スノーシューとサングラスだけ他社製品。靴、パックとだんだん装備が揃って来たから可能になった事。自分たちがの考えたものだけを身にまとって歩きたかったんだ、今日はその記念すべき第一回だから余計にうれしい。
ダケカンバとカラマツとモミの木みながらパッコン、パッコン、
いいトコ見せようと、ちゃっちゃか、ちゃっちゃか先行して早いペースで登っていたら途中から息切れと発汗で自分一人だけハイキングとは別世界......。
どうして、いつもこうなちゃうんだろうか?
自己顕示欲は何歳になるとなくなるんだろう斜度のキツいところで自己総括はぁはぁはぁ。自分に懐疑的になりながらも息使いは荒いまま。
ポールさんはそんな私のペースに巻き込まれたみたいで汗をかいている、タブチくんはスノーシューの具合が悪かったらしいけど、素晴らしい一定のリズムをキープしながら上がってくる。途中の休憩ではタブチくんのアレンジで、そこらの雪を白樺のお皿(タブチくん持参)に盛ってメープルシロップをかけたのを食べさせてもらったけど、やたら旨い。洒落てるなぁタブチくん。
わいわい、がやがや登ってみどり池に到着。
タブチくんはこのしらびそ小屋に初めて寄ったのは高校2年生のときらしい、その時の写真と今のみどり池を見越しての硫黄岳の見え方がまったく違う。森が育って硫黄岳の裾が見えてない、森の自動更新育っているんだねとぽつりとタブチくん。ポールさんは小屋の中で下着姿。汗に濡れたその他のウエアと自分の尻を薪ストーブの前で乾かしている。持ち込んだ白ワインとイチゴを前菜に最後はウドンを作ってもらって長居したあと下山。酔いもまわってるから、ただでさえ愉快な帰り道は
移動しながらの宴会のよう。楽しいんだね、みんなで行くハイキング。
しかし、しらびそ小屋のお母さんが言っていたけど犬は山ではNG。しらびそ小屋で飼われている高齢の犬2匹も営林所から環境破壊の危惧ありで飼えませんとの指導があるらしい、これからは一般登山道使ってのハイキングを夫婦と犬揃っては無理となったけど仕方ない、タブチくんの時代とは犬事情が今は随分違うんだろうね、だから宮(goo)にとっては最初で最後のみどり池........。
スノーシューはやはり目的地さえあれば楽しい
パッコン、パッコン、パッコン。
(小林)