デッキの上にはまだ大量の雪が残っている。
到着後の肉体労働でヘトヘトになるだろう予感から気持ちも腰もが引け気味で川上村へ来た。天気は快晴、雪下ろし日和。当然、到着後そのまま雪下ろしに取り掛かる。日が暮れるまで格闘して終了、前回と違って一人だと作業が全然進まない。明けて翌日、タブチ君がクロスカントリー・スキーで登場。雪の表面はデッキとは同じ高さになっているからデッキの上から雪原へそのまま滑り出せる。とても馴れた感じでタブチ君の模範演技。積もって圧縮された雪で細かい凹凸が消えておおらかな曲線に囲まれている場内をスラーッスラ〜とノルディックな景色だ。
置いてくからやってみな、面白いからさ
じゃあね、また明日。
明日は駒ヶ根から田渕さんの仲間のポールさんが訪ねて来る事になっている。
彼とは震災一週間前に北八ヶ岳にスノーシュー・ツアーに出掛けて以来なのでおよそ3年ぶりだ。入れ替えたクッキング・ストーブの様子をチェックしに来るらしい。
そして、ポールさん来場。
ポールさんと田渕さん交えてストーブ談義していると知らぬ間に外は凄い雪で真っ白.......だわ。えっ、また雪?
デッキの上の降ろしきれない雪にまた雪が積もっている。もう、帰ろう。
真っ白な景色の中、スタックしないでねと必死のお願いをしながら軌跡の無い農道をゆっくり降りて来た。下界は嘘のようにいい天気、来週も来れるといい。
(小林)
追記、
バックミンスター・フラーの研究者の人から連絡をもらった。フラーへのファン心理みたいなもんだけで不理解のまま好き好きと言っていたらツイに本筋の研究者の人から連絡をもらう事になった。なんだか、大学が向こうからやって来るような正に棚からぼた餅な旨いハナシ。ウレシい、また知らない人に会える。