言うまでもなく、今週はついに山の秘密のベールが解かれる週末になる。
先週の、雪のち雨になった為に下の方から確認だけして帰ってきた幻の滝、果たして、あの滝の上部にあるのか10m越えの大滝。
川上村は10日に降った雪が30cmは積もっていて、あたり一面、真っ白なとても素敵な景色が展開している。用品の準備も床一面に広げてだらだらやってカミさんにミルクティーをつくってもらい、男2人フル装備でウラヤマへ。
下見に来た先週とは積もった雪で沢をヨジ登る状況がぜんぜん違う。
こちらはスノーシューだからいいけど、相方はナシ。先週との様子の違いに戸惑い、汗かきながら、それでも下見したポイントまで、なんとか辿り着いた。
雪が付いているので滝も真っ白。
腰にスクリュー下げて、リードはアタシ。
ゲレンデの垂直壁と違って勾配があるから、とても安心。氷の状態も程よく初心者アックスもビシっと決まる、たった7、8mの滝も上から見ると臨場感たっぷりだ。
相方も追いつき、念願の滝の上の沢へとりあえず見に行ってみようと、ロープなどは置いてさらに沢を登る。途中、2段のなめ滝のような氷饅頭を越えてやがて水の落ちる音がする場所に来た。水の音ってことは、幻の大滝か?!確認だけしてみようと更に沢の奥へ、水の音の上部にあった、あった第二の滝。しかし、サイズはまたしてもベリーリトル第一の滝とサイズは同じくらい。大滝はなかったけど、2つ
の滝の間にナメ滝もある。1月なら2つの滝と間にあるナメ滝も全〜部が一個の氷のスロープみたいにつながっているんじゃないかと想像もするが、とにかく初心者の練習には最高のルートだと思う。しかもクドいけどアッと言う間に辿り着けるウラヤマ。
絡まったツタを払って、来年の1月あたりにそなえてルート開拓をしておくか。
なぜ、アイスクライミングをする必要がある?
=それは滝が2つもウラヤマにあるから........
そうそう、ついにアイスクライミングをやる必然性を見つけたんだ。
山の秘密って、この必然の発見の事だったのかぁ。フンフン、なるほどねぇ、そうだったのかぁ。これからは冬も楽しそうだねぇ......
と腑に落ちまくりで、愚か者は惰眠を貪る。
(小林)