先週、山にも春到来の気配と書いたけど
この時期、山の寒さはぐっと和らぐけど、カミさんを山まで連れ出すのにあまりイイ時期ではない......
都内は公園や街並も春爛漫、濃い緑と出たての若葉色の迷彩柄のようなコントラストそれに歩道横ではツツジなどが咲き乱れている、東京はそんな春全開な景色。そんな幸せな景色を後にして、なぜ春の彩りがない厳しい場所にわざわざ行くんだ、今週くらい東京でゆっくりしたい、と軽い拒否反応、ワカルワカル。
それでも旨い事言いながらなんとか川上村まで来たすると、春の気配を捉えて一斉に動き出したトラクターがレタスの苗を植える前の畑の地ならしの真っ最中、ここいら一帯はこの乾いた時期ならではの土ぼこり地獄。レタス畑の中を走る車のバックミラーの中は舞上がった土ぼこりで視界はゼロ何も見えん。
畑ゾーンがそんな状態だから林の中に入ってデッキ周辺の林床でも乾き切った土がところどころ露出していて風が林の中を走ると土が舞上がるのでデッキ周辺でも水を撒かないと喉までおかしくなるくらいこの土ぼこりに農薬や除草剤などが混ざって気化して一緒に舞上がっていないといいと先シーズンまでは怯えていたけど、今シーズンはなんだか、どうでも良くなっている。
そんな乾いた林床にタネ撒いたり、水撒いたり、来れば来たでカミさんも結構忙しそうだ。なんだかんだ言ったって来てみればやる事は山ほどある。こちらも春の準備をすることにした。今回のフォーカスはFire Pit、炉とも呼ぶが焚き火する場所。
そのFire Pit周辺の落ち葉を移動して炉の回りの石を積み替えながら、今シーズン初の焚き火も明るいウチから同時開催、火が入った炉の景色は寒い季節が終わった証でもあるというか、そう見える。寒い季節はデッキの上の焚き火皿でしか裸火を見れなかったけど焚き火はやはりFire Pitでするのがいい。
裸火万歳!
去年の年末に未だ誰にも知られていない焚き火の秘密を探るつもりがウヤムヤになっていたのでこの春には何とかその秘密を手に入れたい。焚き火に誰も知らない秘密なんてあるんだろうか?発見しても誰かに喋れないし、とりあえず今回は炉のまわりの掃除を。焚き火を見ながらのゆっくりした時間を手に入れるには良く乾いた太い薪に旨く火を移す事が肝心、空気の通りを良くして、囲まれた石が熱くなって、おき火がしっかり出来たら炎の色も青いのが混じりはじめる、こうなったらセカセカと火の世話ばかりしなくてもいいようになる。ゆっくりじわ〜っと潤んだ目で炎を見ていればよろしい、じわ〜っとね。
まだ虫が出てないこの時期だから次回は焚き火横にテントを張って全裸に靴だけ履いて腰にナタだけ下げて3日ほど過してみるか
そうだね、カミさんは絶対来ないだろうな.........
(小林)