05/13/*23 鹿柵補強

黄金連休中は片手じゃ作業もままならないからと都内で大人しくしていたのだが、過去の写真見て毎年のとても綺麗なこの時期の山を見なくてどーすると思い直して出掛けてきた春爛漫の川上村。

この山の一年の計は元旦では無く、黄金連休明けあたりにある。
そんな事をブツブツ言いながら淡い黄緑だらけの向かいの山を見ながら思う、視点を山から足元に移すと真新しい鹿のフンの塊が......
鹿柵はどこも壊れていないのにどこから入ったんだろう?
そして、その夜薪を取りに表へ出ると場内に入ってる鹿2頭の目が懐中電灯の光を受けて光った。駆け下りてゆくと鹿たちは鹿柵の方へまっすぐに向かって逃げ出す。どこから出ると言うんだ と思っている間に2頭は軽々と鹿作を飛び越えて行った.......。

なんだそれ?
160cmでは低かった?
村の鹿柵は2mほどの高さ、2mなら飛び越えてこないのか?
翌日、手が使えないのでカミさんに手伝ってもらいながらの応急処置にも関わらず、その夜も鹿たちは自分の場所のような堂々とした態度でくつろいでいる。

僕らは翌日、麓のホームセンターまで鹿柵増強の為の買い物へ。
ついでに斧がしばらく振れないから電動の薪割り機も買い直し、枝払い用にこれまた電動のミニ・チェーンソウも手に入れていざ、鹿作補強へ戻ろう。

ウチの鹿作はカラマツを3段ジグザクに組んでその上にメッシュの板を横に置いたデザイン。でもこれでは斜面の上から飛ばれたら越えるよなとか言いながら夫婦で金網を使って20cmほど高さを増し固定してゆく。

もともと鹿たちの場所だった南向きの斜面。犬を連れて来ていたから160cmの柵でも入って来なかったのか と今更亡くなった犬の功績を噛みしめる、補強作業のおかげかその夜の鹿たちの侵入は無かった。
まぁしかし、2mキープの村の施工方法でやり直す事にしたい、これでは苗も樹皮も新芽も全て鹿のエサになるばかりだチャンとやろう。

広大なレタス畑一面ビニールが敷かれて見渡す限り真っ白。
村の人達はこれから半年間の激務が始まる。

(小林)

 

追記
村唯一のスーパーの隣にコンビニが登場した。もちろん村ではただ一つのコンビニ。そして隣の南相木村にホームセンターが出来る、これで麓まで降りてゆく必要無し。居心地大いに向上する予感。ドーム撤去されデッキも新しい材で貼り直した。

LIST