どうやら週末の天気はあまり期待できない予報の中この季節に行かなきゃ何時行く?と金曜日あたりからカミさんに聞こえるように独り言を言って週末への雰囲気盛り上げにも抜かり無く、友人を誘っての3人と1匹で今週も川上村へ来た。
着いた土曜日は晴天だったけど日曜日、月曜日は雨。自分の作業メニューは3年前に伐って玉切りのまま放置してあった赤松とカラマツをすべて人力で割るつもり。養生シートをかけて雨対策を講じていたのでなんとか腐らずにすんでいるけど、中には随分と軽くなってしまった(スカスカ状態)松もある。松はしっかり乾かしても斧の刃がめり込んで割りずらいんだけど、さすが3年ものとなるとパクパク割れて行く。
薪割りの時、なぜか1つのフレーズ、たとえば憂歌団のおそうじオバちゃんの中の♪おとうちゃんのパンツ〜♪のワンフレーズを薪割りの間中、口先から繰り返されて止まらない.......。
どのフレーズになるかは、その時々で違う。気に入ったフレーズとは限らず、自分でも意味不明のセンテンスのときもある。
薪割りの途中、腕とか各部がパンプしてくるから休憩など入れて水分補給とかもして、さて再び斧を手に薪を割りはじめると鳴りをひそめていたフレーズが元気に復活してる。その日の作業中にその他のフレーズに入れ替わる事はなく、1フレーズは1日中続く事になっている。
3年前の薪を割ってる、タイミングのずれてる感と森の中で繰り返される意味のないフレーズ。やれやれ、小雨の中の作業は内省的になるんだ。
かっちり予定した分の作業を終えて帰って来たら繰り返される言葉も消えていた。
(小林)