標高2000m弱.....
僕らのデッキの向かい側に連なる長峰という山
何年か前に自分の母親がここに来た時にあの向かいの山は大仏様が寝ている様に見えるねぇと言われ、カミさんと言われるままに見てみるとなるほど、頭を左に胸の上で手を合わせて仰向けで寝ているトンガリ頭を横たえる巨人に見えなくもない。
一度、そんな風に見え出すと次に見る時は山をみるのではなく、巨人の横顔を探している状態になってしまっている......。母親にハメられた格好だけど、山奥深く静かに眠る巨人を眺めながらの山暮らしも悪くないかなんなら、たまに起き上がってくれてもいい。
今回は玉切りをデッキに上げてそれらを薪にするために会社のスタッフ2名に助っ人をお願いした。斜面での作業は辛かろうが、天気は最高井戸水もうまい。
ポーチに積んでいた白樺の薪が乾いたのでボイラー室の棚に収め、ネオンサインのあるポーチは何ヶ月ぶりかにスッキリした。ボイラー室の片側の壁は全て薪となりコレでこの冬は安心。なんとも、ふくよかな気持ちになるこの棚一杯になった薪を眺める瞬間がいい。
コロナ騒ぎで来る頻度が激減しているから薪だなの薪がどんどん減って行くのを見て気が気でなかったけど、もう大丈夫。今回割り切れなかった薪を次回棚に収めたらデッキは久しぶりにフレッシュな断面新しい色の棚になる。
山林を買ってそこに生えてる樹を伐って薪にしながら暮らせるか?がこの場所に来た課題。よーするに山買って暖房燃料費ゼロで何年過ごせるだろう?が我々夫婦のこの場所での実験テーマ。
15年は週末通いだから、なんとか森も裸にならずにやっているが、後何年いけるだろう?
こちらの体力がなくなるのが先か場内の樹がなくなるのが先か薪をどこかで買ってしまうのが先か
実験は継続中。
(小林)
追記
北東角の鹿柵が倒れていた
山側の斜面に芝の種を播いた。
場内、鹿の侵入の足跡多数。