カミさんが可愛がっている斜面。
2年前には皆伐され、まだ荒地だった斜面。
その斜面をこちらで知り合った知人と座り、お茶を飲みながら見渡す。
2年経つと芝の生えてる所と土が未だ露出している所が半分半分で斜面上部より見るとマダラになってる旨くいった所と失敗した場所の差があるって事。そしてよく見るとマダラに生えた芝の部分のみ土が流されてないので流された所と比べると地面は凸凹になってる。
冒頭の知人がポツリと
「地面のレベルを砂を入れて揃えないとだね。ヨーするにマダラで凸凹な地面のままにしておいてもダメ。大掛かり且つ徹底的にやり直しが必要」
だと。
そうかぁこのまま放っといても生えては来ないかぁ。自分の生え際の毛を見るような気持ちになって来たうっすら感じてはいたんだけど、ヤッパリなぁ....うっすらは生え際じゃなくて予感のほう。
彼は村営のサッカーグランドの管理もしている芝のベテラン。畑だって田渕さんという監督がいるじゃない、芝も自己流じゃなくて監督制度を導入しようその方が自己流でまた1年やるよりお金の節約になるかも、勉強と経験がなさ過ぎたんだ仕方ない。自己流でヤルのは終わりにしてちゃんとやろう。
彼のメソッドに従ってやりましょう大々的に、この際だからと判ったような判らないような事言ってマダラで凸凹な斜面にダンプ2台分の砂を軽トラに分散して蒔く。蒔いたら均等になるように4輪バギーで鉄骨を引きずってナラして行く。これを斜面の上部からスキャンするように下に1ライン毎曳いて下に下って行く、この間、自分は車両の運転してるだけ......
知人ともう一人屈強な知人+死に物狂いの形相をしたカミさん達がスコップで砂を蒔くという重労働は担当してくれた。砂の幕を張って少し平坦になった砂地に今度は3種混合の芝のタネと肥料を蒔いて行く。カミさんはモネの種蒔く人のような感じでご自慢の斜面でタネを蒔いている。
そして水撒き ♪
でもまだ斜面の上半分が終わっただけ.........。
同じ事をもう一度やる、やるんだそうすれば終わる。でも今日はもう終了しよう帰りの運転があるからね。で、道具片付けながら知人がまた一言
「下半分は来週やれば出来るよ。」
そうそう、後半分もすみませんね。
「イヤイヤ、でこの砂入れの作業を毎年この時期にやればキレイに生え揃うと思うよ」
えっ、来年またヤル? 毎年ヤルの ?!
...............でも 今日はとりあえず帰ろう....。
(小林)