06/13/*19 梅雨の晴れ間に

スタッフ2名はイタリアは花の都フィレンツェへと大量のサンプルを詰め込んだバックと共に出掛けて行った。これから7月の末まで、フィレンツェ、東京、ニューヨークへと転戦が続く。

日本に残る僕らも山での取材/撮影班がくるのでその準備を助っ人を一人頼んで3人でやって来た川上村。梅雨の只中、先回は天候不良のため順延された建築関係の雑誌の取材、今回は梅雨の晴れ間にピッタリとはまっていい画が撮れそう。

場内は梅雨に入ってからの雑草の伸びっぷりが凄いことになっている、助っ人をお願いして正解。指を痛めた夫婦だけでは全く歯が立たない。

3人でそれぞれに刈り払い機を抱えて場内へ散る。
6時間ほど刈って刈って刈りまくる、そしてやっといつもの見え方になった。梅雨の一発目はいつもこんな調子。

 

翌日は朝から雲一つ無い快晴、まさに撮影日和。
午前中一杯かけて取材と撮影をして建築雑誌チームは帰還。
僕らは昼から、今度は刈り払い機3台と共に田渕さんの庭と畑の雑草刈りに。
ここの所、田渕さんは足首を悪くして庭の手入れや畑の畝起こしなどができない状態、だからここの所庭が荒れていた。いつも光り輝く最高の状態に保たれている庭だけに荒れていると元気も出ないだろうと草刈りを申し出た。

今まで人の為に草を刈ったことが無かった......
自分の場所の草刈りばかりでは人の喜ぶ顔は見れない。
自分の身体ばかり洗ってないでたまには人の為に働くか。
こうして田渕家の庭は少し輝きを取り戻し、助っ人は木っ端だらけのまま帰京。
僕らはその後、もう二泊してから帰った

(小林)

追伸
デッキ上のカラマツに設置してある田渕さんから贈られた鳥小屋の周辺がざわついている.....かみさんと二人で見ていたら1羽2羽と親鳥に急かされて巣立ってゆくひな鳥、次から次へと都合6羽ものシジュウカラの巣立ちに遭遇できた。

犬用のスロープを新設、最近は段差を登れずに腹を打っている事が多かったので、これで安心。

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