まぁ、なんとかなるさと古着屋で買った古いバックパックに10日分の着替えや身の回りの細かいものを詰めて出掛けた、7年ぶりの海外旅行。
成田からヒューストン、小型ジェットに乗り換えてテキサスはオースティンまでたどり着く。ここから車で7時間走った先にあるマーファという村を見に行く事がこの旅の目的。何年も前から熱心に誘ってくれた友人中原くんのおかげでこの旅ができた。彼はこの14年ほど通っているジャッド好き。
見渡す限り地平線の荒涼としたテキサスの土地。高速道路を西へと飛ばす、御当地バンドのZZ-Topなどを聞きながら走っていい調子。
到着したマーファはユニオンパシフィック鉄道が止まる荒野の只中の小さな村。ドナルド・ジャッドという作家が移り住んで町中アートセンター化したジャッド村のような面白い場所。アート本屋もあればローカルラジオ局だってあるイタリア料理屋も旨いし、ブリトーも美味すぎる。そんなわけでジャッドのおかげか砂漠の中でこの村だけお洒落な事になっている。
ここで中原くんの仕切りでジャッドの作品見ながらゆかりの場所を回る2日間。
ツアーにも参加して理解も進む。展示スケールもデカくて感慨も深い。同じドナルドでもディズニーには無い面白さ。
良かった、来て。
久しぶりの旅行、こういうのが見たかったんだよ。
ありがとう、中原くん。
オースティンに7時間掛けて戻って来た。無事でなにより。
さて、明日はこれまた7年ぶりのN.Y.C.だ。
もうひとがんばり、まだまだお尻も快調。
(小林)