世の中は3連休なので土曜日の中央道渋滞情報のページは真っ赤っか。
会社での用事もあったから、真っ赤な土曜日はパスして日曜日の午後、東京を出た。おおかた渋滞は解消しそうな時間帯なのでスイスイと川上村に到着。
しかし川上村だって、今年は暑い。
刺すような日差しの中、草刈りをちょっとだけ。
あとは周りの山見て過ごす事にした。
山見ながら、アレやコレやと想像するのが楽しい。
遠くの山見ながらの空想に飽きたら、目の前の森見て作業の想像や手順の想像など想像三昧。
今回の川上村行きの主たる目的は、空想する事。
根つめてディティールまで事細かく空想しなくてはいけない。空想する事が仕事なんて、なんて素敵な事でしょうけど、細かい話は後で。
まぁ、とにかく集中して細かいところが見えてくるまで徹底的に空想する。
頭の中にある、物が詰まって一杯の納戸の中に潜り込んで隅っこにあるものをピックアップしてゆくピックアップしたものを並べてみる、足りない物がある、探さなくてはいけない、何度も何度も、その物置のような部屋に入って探し続ける。昔の物今の物、一度見ただけの物、子供の頃持っていた物違う目的の為に使ったものなど、とにかく沢山の物が放り込まれているんだ、目当ての物にたどり着かなくてはいけない。
そうして、空想という狭い部屋の窓を開けるような行為と記憶を捜す物置きの探検のような2つの作業で想像は目の前に形となって現れる。
そう、正に今、その作業中。
森物語、第二章の為に壮大な空想が必要なんだ。
しっかり、やらなくては。
カミさんから見たら、ビール飲んでイスにすわって遠くを見つめて只ボーッとしているのと同じかもしれないが、これには大きな希望が詰まってる......。
(小林)