毎週、よりどころとしている、このデッキ。
出来たのは2008年の5月だから4年ちょっと経過中。設計はGeneral Designの大堀くん。マックの書類整理していたら、設計を頼んだ頃に彼に渡した "マウンテンベース概念" なる書類が出て来た。以下その文面、日付は2007年5月。
考慮、希望すること
簡便な作り
住居ではない
少ないながら除雪が必要な土地である
ほとんど週末利用
化石燃料にたよらず
現地滞在中は"外"にいられるように
いつもどこかに"火"がある
2mドームが張りたい
バイオマストイレにしたい(合併浄化槽がいらない)
長野県産の間伐材で作られている
建材を塗ったり染めたりしない
以上。
当時から変わらないオーダーは" 家じゃない " 当たり前だけど、その一点だけ。
デッキが必要だった理由は" どうすれば飽きずにCAMPを続けていられるか "
仕事しながらの野外活動は連泊なんてマレでしょ。でも一泊でも行きたい、一泊でも張りたいテント。しかし一泊だけの設営、撤収を繰り返していると面倒臭くなっていつか、飽きるんだろうなぁ飽きっぽいからなぁ、子供の頃から.......。
そこで、思う。
自分の場所で張りっ放しのテントで毎回使うものは置きっぱに出来て、水場とトイレがあれば飽きずにずーっと CAMP を続けられる。こどもの居ない僕らだから死んでも、このデッキが同じ村で穫れた間伐材で出来てるなら、そのまま腐れば問題は少ないだろうと。毎週末、人里離れた山の中でテントの中で寝袋の中で目覚めたい。毎週末、裸火と共に。
そんな気持ちで、渡した概念書類。
バイオマス・トイレだけは無理だったけどそんな概念のとおり出来上がったデッキの上に今週もやって来た。そう、今週もCAMPは続いている。
(小林)