着いたのは土曜日の夕方。
翌日、朝起きて犬の散歩を頑張って4kmほど。
さすがに宮(goo)は満足そう。
まだ8時だけど、コーヒーを飲んで、おもむろに種蒔きの準備をする。そう、今回われわれ夫婦は新しく地均しをして土が剥き出しになっている斜面に西洋芝のタネを蒔きに来た。
打ち合わせしなくてもそれぞれ自分のパートに黙々とタネを撒いている。
タネを蒔いたらレーキという道具でデコボコの斜面を均しタネを掻き込んで行く。
斜面の向こう側を見るとカミさんは種蒔きの道具を借りていて、自分の作業と比べると随分、ラクチンそう。
結構、広い面積を均さなければいけないので全体見渡しながらやっていると途中で気持ちが折れそう。足元見ながら映画で見るアメリカの囚人のようにブルースを歌いながらダンガリーのシャツなど着て黙々とやるのがよろしい。
昼まで大汗かきながら作業していたら突然、曇りだして雷が響き渡る。そして、雨。シメシメ、タネ蒔きのあとに都合良く雨が降って来た、自分の日頃の善行のお陰とほくそ笑んでいると雨脚は強くなり、程なく豪雨に。軒先でみてると、さっきまで死にそうになって蒔いていたタネが土と大量の雨水で幾重にも流れの筋ができて流れてゆく。あ〜っ、あ〜流れて行っちゃう芝のタネ10kg.....芝のタネと言っても結構な値段がした、だからセコいけど土と一緒に小銭が流れて行くのを見守っているのとおんなじ景色に見える。
雨に洗われる斜面を見ながら夫婦で大きく肩を落とす。と、そこでひと際甲高い雷鳴がした今のどこかに落ちた???
暫くしてカミさんが蛇口の前で一言
" ねぇ、井戸水が出て来ないけど...."
井戸に確認しに行くとポンプのブレーカーが復帰出来ない状態になってる、どうやら近くに落ちたらしい。参ったなぁ...、その夜9時ころに地元の人に見てもらうけど、どうやらポンプ付属の基盤が落雷でやられているらしいとの診断。この時点で汗まみれの夫婦は風呂には入れない事に決定。
翌日は快晴。
昨日タネが流されたゾーンに懲りずにまたタネを蒔く大量のタネが流されたくらいで凹んでいるわけにはいかない、とにかくヘコタレズに淡々と蒔く。
来週からはホリディ・イン・ザ・マウンテンだから、みんなが来るのに備えてFire Pit回りも芝刈りをしてやっと今回のスケジュールを終了。汗まみれ、土まみれ、風呂2日間入らずの2名+1匹
帰りの中央道は20kmの渋滞と表示が。
まさか、月曜日に渋滞? 虚をつかれた感つよし。
躊躇したけど、もう長坂のゲート前。
本線上で渋滞しながら、もの凄い雨が降って来た。
まさか、山の斜面も土砂降り?
また来週も、同じ事の繰り返しと覚悟の帰京。
(小林)