川上村は元々、7つの集落が合併した村。
僕らは7つの集落の内、一番奥の川端下(かわはけ)という集落の近くに通っている。川上村の入り口の集落から順に他の集落の様子を見ながら山を奥へ奥へと進んで行くとカラマツだらけの両側の山肌がところどころ茶色く枯れているように見える.......なんだアレは........
そしてデッキ到着。
食材などをデッキに上げ終わった頃、カミさんがポロッと " 鳥の声がまったくしない....." と。次の日の朝の散歩時も鳥の啼声はしない。沈黙の森、秋版か?何かの前兆なの?よく判らない事は横に置いて考えない事に。
今回は夏のお仕舞いというか来る冬の支度をしに川上へ来た。
あれだけ活発に伸びていた草も落ち着いた風情。
もう秋だ、だから今年最後の草刈りをする。
合間に場内に置きっ放しの丸太も少しずつ薪にして行く、小枝も集めて焚き付け用にする。極寒期の到着時にすぐ着火する焚き付けは重要でありがたい。草刈りもして薪も積まれ、デッキは冬に備えた景色になって来た。
そして、木こりの杉山さん来場。
先日、20mを以上ある立ち枯れのアカマツの伐採をしてもらったばかりなので挨拶に来られた。自分らのカラマツ林の間伐の予定などを聞いてもらっていたら、これもまたポロッと彼が"ハバチの幼虫に喰われていますね"と葉先が茶色くなった僕らのカラマツ見ながらそう言う。えっ、これって枯れてるの、やっぱり...........
カミさんに聞いたばかりの杉山さんのハナシを聞かせながらの帰りの車中、自分らのカラマツの将来が余りに不安になってカミさんはその場で森林組合の人に電話で問い合わせた。カラマツに群がるハバチというちいさな羽虫の幼虫が異常発生中、なぜか僕らのエリアの集落に被害が多いらしいでも松喰い虫のような寄生ではないので来年、多分新芽を出して生き返るかもと言われたのでやや不安解消、でも東京に帰って調べると中々厄介な虫らしい。旨く行っても完治まで3年以上かかるとの事。
その虫の異常発生のわけと言えば今年の鳥の少なさが、その原因だと。そうか、鳥の声がしない=鳥が少ないとそんな弊害が.....知らなかったわ。自分らの知らない繋がりが目の前の景色や色を作っているんだと。
よ〜く 判りました、ハイ。
(小林)
追記
カメラ機種変更で画角も変更。