1週置いての川上村。
目的は1つ。
隣接するカラマツ林を自力で間伐する事にしたので前段の林内作業道を作る為に。
手順などはいつもお世話になっている樵の人に教えてもらいながら後日、プランを立てるとして、まずは林床に無数に散らばる枝を集める事からスタートする事にした、集めた枝をATVで横に出す。その為の林内作業道を作る、作業は自力。クワとレーキとスコップそして一輪車だけで進めたい。こころのなかでは小型パワーシャベルで一気に誰かにやってもらいところだけど、仕方ない自力で。車両を通す為じゃないから道幅も1,5m程度でいい。
カラマツ植林後30年以上経過中のカラマツ林はいざ掘り出すと、もの凄い厚みの落針葉の量。まずはこれをどかして、出て来たのはその何倍もの厚さの真っ黒い腐葉土。本当はこれもどかさないといけないんだけど(腐葉土はフカフカで強度が出ない)ATVしか通らないからまぁヨシとしよう、そんな事まではできん。路肩が崩れたら後日、直せばよろしい。週末だけの、にわか山暮しとしては何事も結果はすぐ見たい。週をまたぐとテンションが変わってまた新しいアイデアが頭を占領しはじめてしまう。思いついたらアイデアが変わらないうちに、さっさとまとめて形にするべきと決めている。2〜3週にまたがった作業は2〜3週かけて同じおでんを食べてるようで頂けない。
結構な勾配のカラマツ林の斜面に横に2本、水平に作業道を作りたい、斜面の勾配のきつい上部から作業にかかる。落針葉除いて山側の土を谷側へずらして水平な路面をつくる。谷側の路肩に石を見つけて列べて行く。先週末、東京に居て作業に体が馴れて無いからハァハァ息使いが派手だ。だから、毎週来てないと作業の効率が極端に落ちる。そんな、負け惜しみを独りで喋り続ける。独り言で負け惜しみばっかり言ってるもんだから朝から夕方前まで作業して、振り返って眺めてもたった10mくらいしか出来ていない......。
翌日も作業道作り、しかし行く手にカラマツの根っこが3つある。一番手前の根っこから、始めようと斧で掘り出した根を伐るけどまったく動く気配すらないカラマツの切り株。ヘトヘトになってやっと1つ抜根終了。こちらの体力、気力もとうに終了。作業道は途中で途絶えたまま使った道具を洗って、飯食ったらそのまま一日終了。
作業に没頭して、ほぼカラマツ林の中に居たので他に話題もないけど、そうそう秋は裏山の山頂部には降りているようだ、あと2週間くらいだろうか?濃かった夏の緑も輝度が落ちて、その代わりに山の上から段々に色がついてきている。
ずーっと居たい季節になった。
秋の予感は安らぐわ。
(小林)