10/10/*17 鴨南蛮

さあ、今年もやってきました初秋名物,思慮深い秋の日差し。
その深い角度の思慮深い秋の日差しが林床に斜の模様を作っている。

紅葉にはまだ早いけど、1日1日と黄色くなって行く1500m付近の森。山ウルシの赤が山の高い方にはもう結構な数が散らばっていて、もうすぐ来る次の季節への期待感を煽っている。

いい季節が今年もやってきた。
静かな風にそよぐ、うっとりとするような森の瞬きを追っていると時間を忘れる。
出前さえ取れるなら山にこのままずっと居たくなる季節、それほど素晴らしい。だけど待ってても出前は来ないから今回も2泊で。

仕事辞めたら,この季節山にずーっと居られるかな?
と思ったこともあったが、カミさんの"ずーっと山に居て飯の支度ばっかしてられない"との一言で、出前なければ山暮らし無しとの思いを新たにする。

ドローンを着陸のために降下させてる最中にフと思う。
この先に来るドローン出前が当たり前の時代ならこの降下中の機体が鴨南蛮とか抱えて、湯気立てながら降りてくるといいなと、近未来の期待に胸も膨らむが、今回は2泊で。

 (小林)

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