日曜の朝、それまで降っていた雨が上がりそうな気配なので急いで支度をして山へ出掛けた。甲府盆地に差し掛かったあたりで快晴に。到着した場内はいわゆる"落ち葉の絨毯"が敷かれ始めている。
焚き火しながらヤマグリを拾って集めて2週間ぶりの山作業へのウォーミングアップをして2日目は朝から快晴だったので道具小屋に仕舞ってあるテント、タープ、シュラフや小道具入れてある袋など全部陽の下に出して干した。うーむ、どの道具もテントも気持ちが良さそうだ。
丸太の移動や作業道つくったり相変わらず肉体労働中心のメニューだけど森の表情はもう秋だと僕らに告げている....告げられてるのかはともかく毎年恒例のサイケデリックなショウが始まる迄あと少しの辛抱だ、去年の派手な色の写真みてなお一層盛り上がる。
たまに吹く風でハラハラと落ち葉が空を舞うのに心奪われ作業の手を止めてると森の中では誰かがキャッチボールをやっているかのような音ないしは隠れんぼでわざとらしく立てる音のようなミズナラのドングリが地面に落ちる音がイイ間隔をあけて聞こえてくる。バシッとかカッコーンとかそんな音。
もうすぐなんだきっと。もうすぐSHOWがはじまる
ウチの犬もやや興奮状態気味に上がってはしゃいでるはしゃぎ過ぎたのか作業道作りの最中に見ると干してあるクッションの上でさっさと寝てやがる.....。
最終日までに丸太の移動、作業道作りもなんとか終了腐り木などの掃除は次週まわし。道具たちも洗って乾かして整理しなおして、それぞれ新しい置き場に格納デッキの上にドンドン落ちてくるヤマグリを蒸かして食べながら犬にもあげたら珍しく食べてる栗食べるの初めて見た。
秋はいい、伸びる季節が終わって山も草も樹も落ち着いて見える。ワサワサと作業の事ばかり考えてなくてもいい、寝てる犬の寝顔みて、そんな事を考えてる。来週は何もしないでSHOWの幕開けを楽しむんだ。
絶対に何もしない...........、なるべく。
(小林)