明日は撮影
天気は上々、気の早い葉っぱたちが緑から微妙な色合いに変化し始めている。しかし、まだハッキリと黄色くなっているわけでもない今週の川上村。林床は落ち始めた白樺の葉で点描の絵のようだが、一方その頃、樹上では......
デッキに居る時いつも見上げているハンノキ(白樺の親類)に登っている。
地上15mくらいか、いつも見てる土地の傾斜が新鮮な角度で眼前に広がってる、面白いわ〜。続いてウチの石井にも登ってもらう。高い所が怖くないらしい、見事なブラ下がりっぷり。江戸火消しの血筋か。
頼もしい事に地上にはツリーハウスビルダーの友人が見守っていてくれる。
彼の用品セットアップと手順で初体験シロートのアタシ達でも、こうして鳥たちのの視点を獲得できる。新しい視点がこんなに新鮮だとは驚きだ、ひょろひょろと細長く伸びた樹ばかりのこの場内でもこれなら遊べる、どの樹に登るか困るくらい樹ならアルぜ。
アーボリカルチャーという木登りする人たちの文化圏があるらしい。ここの伐採をお願いしている木こりの人から初めてこの言葉を聞いた。そして今回ツリーハウスビルダーの友人もこの言葉を使う。用品も専用のものがある、またしても新たなリサーチの対象の登場に色めき立つけど木登り関係とクライミングとは多少用品は違うみたい.......持っているクライミング用品で取りあえずやってみるか?教師は2名もいる事だし。まぁ、とにかく。この場所に適した遊びがまたしても登場という事。この遊びは覚えると枝払いもできる一石二鳥な遊びでもあるので遊んでいても後ろめたくないハズ。
クライミングのポイントまで用品担いで行くのはどうも面倒臭くてできなかったけど、木登りならイロイロ道具持って出掛けて行く必要も無い。積極性に欠ける自分でも、これなら可。
いままで馴染みの場所に新しい可能性が溢れている事を再発見して涙が止まらない。その前に用品などもリサーチもできるし、忘れがちなロープワークも遊び場が目の前なら、しっかりと覚えられると言うか忘れずに済む。
遊んでいる間に撮影隊の撮影も順調に終了してアレコレと出した道具を撤収して、久々に夜になってから帰京の途についた。
(小林)