先週のやり残しの作業をヤリに来たら、山が大変な事になっていた、色彩の洪水だ。今週は日中はまだ穏やかで野外生活にはちょうどイイくらいの気候。この時期に2週間くらい、通しで居られるといいいとは毎年の決まり文句。なぜかこの時期に忙しくて、10月後半から11月の頭までを山に籠る計画は立てて3年、まだ日の目を見ないでいる。
黄色に変色した、葉っぱたちが風を受けて、ちらちらと動く様は目を奪われるという表現がぴったりと言うかウットリ。大雨が続いた今年はあまり紅葉しないかも、と聞いていた今年。(しかし、よく似たような話を毎年聞いている)ミズナラだけが焦げたような茶色だけどあとは順調な色付き具合で推移している。
去年、あれほど採れたヤマグリが、今年はなぜかさっぱりだけど、クルミは去年並みの落下具合。ヤマグリは隔年でしか採れないのだろうか?これまでは毎年採れていたような気がするんだけど。
2〜3時間の間、秋色のゴージャスな景色を眺めたら、先週やり残しのまま退散したカラマツ林の作業道の土方仕事の続きを。道路予定線上にある古い切り株が後2つ。2時間ほど斧、スコップなどで苦戦の末、抜根終了するが体力とヤル気が急速に萎えている。とにかく作業道の難工事区間はこうして乗り越えられたんだ、あとはひたすらクワで山側の土を谷側に移動し続ければいいだけなんだけどねぇ、此処に来て作業を体が完全に拒否している。
そこへカミさんの飯〜と、叫ぶ声が聞こえる。
昼飯たべて小休止。
食後、平らにした道を歩幅ではかると50歩、がこれまでの作業距離。あと、50歩ぶんくらいで目的達成だけど後半に差し掛かってから、地面の中から出て来る岩石と地下茎の数々との戦いが増えている。
道が通れば、後は路面に砕石を敷く作業をして完成。
あと3週くれば、ATVを通す事が出来る と言う事はカラマツ林の間伐に手をつける事が出来る。遂に林業分野に突入。カラマツたちを健康に育てたら、それを使って自力で小屋を立てたい希望もアル。しかし、本当にそんな事ができるのか?カラマツ林の中で行ったり来たりしてるばかりになりはしないか?一体、何をやろうとしているのか さっぱりわからなくなってきたけど、何事もさっぱり判らないくらいの頃合いがよろしい。
そんなわけで今年も圧倒的に豪勢な景色のこの時期に居残る願いも叶わず、今年も東京へ戻る事に。
(小林)