紅葉はなかなか山の上から降りて来ない。
ゲロ暑だった今年の夏が影響しているらしい。
オープンキッチンで見えてるのになかなか注文の物が出て来ないレストラン状態に近いか。
紅葉は待っていてもすぐには始まらないので知人の山持ちの"キノコ山"に松茸狩りに連れて行ってもらった。熊が沢山居そうな山の奥に車で入って、そこから急斜面をひたすら登る。想像していたノドかなキノコ山ではなく、相当険しい岩が露出した急斜面が続く、こんな険しいトコに本当にあるんだろうか?登山靴履いてくればよかった......登り始めの薄暗い斜面を抜けると日の当たる松葉が岩の斜面に堆積してる"いかにもアリそうな"場所にでると、突然知人の"あった"との声が松林に響く。
見ると乾いた岩混じりの土を押し上げる見覚えのある質感。こんな険しいところにも生えてるんだ。彼が見つけた2つのうち1つをゆずってもらい掘り出す。菌が飛び散ってしまわないように指でしずかに。なかなかデカいぞ、急斜面を登り続けた疲労感もどっかへ行ってしまっている、掘り出した後はまだあるはずと、さっきとは別人の厳しい目であたりをスキャン、これはマツタケ効果か。
続いてとても小さい2本目を発見。
もちろん、正体不明のキノコなら捜さなくても足元見るとそこら中に生えてる。でも、松茸はそれが最後、知人はキノコ目になっているらしく、その後も次から次へと発見が続き計8本!シメジも捜すが収穫無く、ホクホク顔で山を降りる。
山の暮らしの別の面を体験できてイイ感じ。
天気もよかったし、知人宅でお昼ご飯までご馳走になって、なんとなく本日終了。
因に、この日の朝6時あたりの気温は1.5℃。
紅葉のショウはお預けなのに、朝の厳しさだけは先払い、ちょっと気が早いかも知れないけどボイラー井戸水の配管から"水抜き"作業だけして帰って来た。
さて、東京に戻ってから焼いて食べてみました松茸。
カミさんはとてもおいしそうにスダチなどかけて。
えっ、私見?
ちょっと食べてみたけど松茸の味の印象は子供頃からいつも同じ"納戸に仕舞い込んであるグローブ"と同じ味、食感もヤバい。大いに盛り上がったけど、自分はキノコ類は食べません。
(小林)