ピークを過ぎた紅葉は枯れた様な茶色になり山全体は GOLDEN BROWN に変化中
紅葉のピーク時よりここ川上村は黄色が克った状態の今頃が派手でいい。一年の間、派手な景色の中で多幸感に包まれる大変貴重な何日間かである。気持ちよがってばかりでは済まない。年越してから使う薪を作らなければいけない。
年を越した2月くらいには今、目の前に積まれている大量のカラマツの薪も使い切るハズだから今のウチに年明け以降の事を想いながら森の奥に積んであるカラマツの丸太をデッキに上げて斧でその丸太を解体して行く。
この冬はきこりの杉山さんに頼んだデッキ周辺の白樺など12本ほどの伐採がある予定。次の春にはデッキ回りの景色が少し変わる.....
景色は淋しくなるけど白樺の薪は大量に手に入る。伐採予定の白樺の根元にはカミさんが植樹した白樺の幼木が育って来たのでもう10年ほどでまた賑やかになっているだろう。
此処では何でも目の前の見えているモノにではなく、まだ見えてないモノに何かしら作業を施して行く。植樹も伐採も種蒔きも半年あとか1年後の事に向けての作業。半年ごとに忙しく展示会に向けての作業をしている洋服屋の仕事とは随分サイクルが違う。最近その違いにやっと馴れて来たけど未だ見ぬ景色に向けた作業ができるのが面白くって仕方ない山の暮しの今頃。
この目の前の景色も素晴らしいけど、いい景色の春を見る事が出来るとなお良しと。
(小林)