目黒のイチョウは未だ緑色なのに
10日ぶりに来た川上村は、カラマツもほぼ裸状態。さよなら秋の景色、というか今年は仕事の繁忙期が重なったから、秋らしい紅葉とかカラマツのレモンイエローも見れなかった。地元の人に聞くと5月に降った雪のせいで、今年の紅葉は精彩を欠いていたらしい。去年あんなに穫れた、ヤマグリも今年は見掛けずじまいだったし....そんな具合の今年の川上村あたり。
そんな山にも狩猟解禁日はやってくる。
鹿やキジやイノシシたちには悪いけど,ハンターたちは今日から2月まで撃ちたい放題。バカボンに出て来る目がつながってる警官ほどじゃないけど、山のそっちやこっちで発砲音が聞こえる。
銃声聞いても、そんな日だったとはすっかり忘れて倒した白樺の解体作業をしていた。50mほどの距離に突然、りっぱな4つ又角のとても大きい鹿が現れた、余りの近さと相手の大きさに呆気に取られていると、こちらと目が合った後、ひと呼吸あってから、大きな身体をぴょんぴょんと白いお尻が奥の森に消えて行った。と、さっき鹿が現れた方向から猟犬1匹が走ってくる。自分に向かって走って来たが、途中で方向変えてさっきの鹿の後を追って行った。大声挙げてカミさんに、離れていたウチの犬にリード付けさせた、猟犬の仕事の邪魔をさせないように。鹿と犬が消えた方角の森を見つめていると、森の奥から立て続けに2発の銃声が、山間に響き渡る。さっきの鹿、ヤラれちゃったのか...?止め矢の銃声がしなかったから逃げれたのかも....。
あの鹿は昨日も森をメス鹿と連れ立って歩いているのを見た、その時も目が合ったのに悠然と歩いて行った、あの鹿と同じ個体だったハズ。
目前で鹿に遭遇したウチの犬は強興奮状態。
マジかにヨソの猟犬の真面目な働き具合を見ちゃったもんだから、必要以上に息巻いている。
来年の2月15日までは猟期だから、もう犬は放せない.......
僕らも撃たれないように目立つ服を着ていなくては。間違っても、鹿の着ぐるみとかを着て夫婦で山仕事をしてはいけない.....撃たれて穴だらけにされてしまう。
推定樹齢40年の白樺4本、八重皮カンバ1本 を伐採解体、玉切り。 これは来年以降に使う薪の補充。
さて、来週はウラヤマ登山でもしてみよう。
(小林)