「今日は皆で薪製作してるんだ、けんちん汁あるからおいで」とタブチ君。
焚き火とけんちん汁に誘われて来てみたらチェーンソウの屈強な使い手たちが5人もタブチ家の薪棚を一杯にすべく手伝いに来ている。
横を見ると6トンものナラの丸太が高く積まれている、なんだか凄い量だな.......地面には5台も年季の入ったチェンソウがならんでるし、割った薪の断面はとても太い、自分がいつも割っている薪が爪楊枝に思えて来た.......自分とは違うトルク感溢れまくる森の一角だ。
丁度、昼で男衆は焚き火を囲んで談笑中。
鍋に残ったトロトロのけんちん汁をご馳走になる。寒い外で食べるトロトロはコタエられない旨さ。山仕事師たちの輪に加わり、こちらも屈強な人間になったような気になっていたら、昼休み終了。誰が掛け声掛けるまでも無く、男達は再び丸太の山へ取り掛かる。程なくチェンソウの咆哮とともに始まった作業をみるとやはり自分のそれとは力強さがまるで違うわ。すこし押されてシボンで手伝わずに退散。
デッキに帰って来てから薪作ろうと思っていたけど薪じゃない何かべつの作業しかやれないな、今日は。同じ黄色人種同士なのに白人に囲まれていたような印象の馬力違いな一時。もう少し筋肉つけてガッチリしてないと作業内容が違い過ぎる。
自分の薪棚に並んだ薪の切り口を見て、やはり細いと思うけど "最良の薪は手に入りやすい薪" との名言もある。うちの林に生えてるのはひょろっとした過密林育ち
なので断面の太い薪は無し先程、製作されていた薪との縮率70%ほどか体が小さいんだから細い樹ばかりの森で丁度良かったじゃない との声も.......聞こえては来ない。
(小林)
追記
明け方マイナス8℃
ボリダリング壁の取材と撮影終了
岩根山荘の2012年度版アイスツリー骨組み完成