着いたのは土曜日の夕方。
この時期、ここら辺は5時前には、ほぼ真っ暗。
明日は朝からカラマツ林の劣勢木を伐る、そう本日ついに隣接のカラマツ林の手入れにかかる。とりあえず、間伐の前段、劣勢木から。ひょろひょろと細いままのカラマツを伐って行く。劣勢木を伐り除いたら、今度は残したい樹にマークして、その回りの樹を倒す。その樹の高さ(ウチのは15mちょっと。)の20%(ウチの場合3mちょっと)の長さの半径にある樹を倒す。(元気無い樹を倒して行くだけなら間伐とはいわない)
そうして、メデタく優勢木だけ残した日当りのいいカラマツの林で育った太いカラマツを板材にして充分に自然乾燥させてから、このデッキがボロくなる頃に補修材として使うのがこのカラマツ林を間伐する目的。
薪も、この林から調達してきたから補習用の建材もこの林から調達したい、だって元々、このデッキは川上村産のカラマツ材100%しかも全て間伐材。
今までやって来た薪作りはは横方向にスパスパ丸太を切っていれば良かったんだけど、板材となると縦方向に伐らなきゃいけない。調べると、森の中で縦引きできる製材機も売ってるけど、とても高い。となると製材所に運んで行かなきゃならないとなると大事だなとか、間伐始める前からアレやコレや心配のタネはワイワイ増殖してくる。
まぁ、いいや。
とにかくヒョロいカラマツから伐っていった。
直径20cmくらいか、10本くらい倒す。修理から帰って来たばかりで絶好調のチェーンソウが頼もしい。試しに10本ちょっと伐ったところで本日集会予定の友人たちの一陣が到着。
倒したカラマツはヒョロいながらも15mくらいあるからひとりじゃ持ち上がらない、一人で楽に持ち上げられる長さに伐ると薪にしか使えなくなるので彼らに助けてもらう腹積もり。
東京から3人、浜松から2人、長野から2人。
なぜ、この寒い時期にクソ寒い場所で集うのか?
彼らの目的はテント無しで星見ながら寝袋だけで野宿する事。
毎回、星見ての露天泊を4回繰り返すメンツもいる
なんだってヤッテみるのがいい、此処なら死にゃあしない。ちょっとした勇気を育てる実験などをする為に此処はアル。
次回もカラマツ林のシロウト間伐の実験は続く。
(小林)