カミさんは行かないと言う .........
では、止めにしておくかとも思ったけど、この冬は伐る目星をつけている樹が10本ほどある。この2.3日、伐る段取りを写真見ながら考えていたからもう止められない、行くかね。犬も置いて一人で。

で気楽に1人で食材調達しながら登って来た川上村。もう猟期が始まっているから猟犬の鳴き声と発砲音が山にコダマしてる、犬連れてこなくて正解。　

当たり前だけどカミさんが居ないので1人で起きてコーヒー入れて、朝飯喰って、昨晩段取った順序で切り倒し作業にとりかかる。iPhotoの季節毎の写真を一年見ながら伐る事を決めた白樺など細いのも合わせて、およそ10本程。

2本倒したところでタブチ君登場。
今回、導入した新ストーブに換わり今迄の小さいストーブは作業棟に設置する事になり、再びタブチ君が煙突を取り付けに来てくれた。ストーブの再設置はタブチ君に任せて、こちらはそのまま伐採作業を続行させてもらう。

久しぶりに犬抜きで1人で山に居て、なぜか鉄砲撃ちだった祖父の事が頭に浮かぶ。猟犬たちと狩り場の小屋でいつも1人。料理して、狩りして、夜はいつもプロレスみて声上げてた完全自立型。背中の観音様だけ筋彫りで中途半端だったけどその他は理想型。

最近、どう言う人になりたいかの自問には答えとして祖父のスタイルがある。仕事に成功した人に憧れた時期ももちろんあったが、今はそんな事より"自立"に焦点が合っている。猟犬使って狩り場に一人でこもれる、そんな能力を持ちたいんだと今ならはっきりと答える事が出来る狩りはしないけど自立できる能力、これだ。

インフラの無い場所でも何日か過せる、人に。

（小林）