気が付けば、もう2月の末だ。
年末用の薪を作らなければならない薪にする樹は一年前から目星を付けていた。デッキに近い白樺1本と2ヶ月前の強風で根本から折れたカラマツ林の中の1本を伐採&解体するために来た川上村。
3月に手術を控える右手の為に負担をかけないようにシーズンオフ休場中のキャンプ場スタッフに助っ人をお願いして男2人で臨む未だ氷点下の中の山作業......。
改修工事が続いているので到着時には職人たちが作業している中、チェーンソウの目立てからゆっくり始める、山登りの最初と同じようにわざとゆっくりと。
と思っていても、研ぎ上がったチェーンソウに油を入れるとさっさと取り掛かりたくなり風で倒れたカラマツに足が向き解体を始めてしまう、ゆっくりとじゃあ無いのか?
このデッキには薪ボイラー、キッチンストーブそして小さな薪ストーブの計3台があり、それぞれ入る薪の長さが違うので公約数的な45cmに伐る事にしている。
チョークで印をしてから伐ってゆくが氷点下なので鼻水も凍るし汗をかくと
面倒な事になる。
作業日は2日間だけ、明日はアメリカから知らないカメラマンが此処を撮影にくるから今日のうちに白樺も伐採してしまおう。こうなると、始めに言っていた"ゆっくり"となんでどうでもいい状態になっている。
初日に頑張って2本解体してフラフラとなり翌日、信濃川上の駅にアメリカからの来訪者カップルを迎えにゆき、自由に見て回ってどうぞ。なんて言ってお構いもなく伐採作業していたら程なく退屈させてしまったらしく帰って行ってしまった。
まぁとにかく、助っ人のお陰で予定通り伐採作業も終了して田渕さんのお墓参りしてから帰ってきた。
(小林)